サッカー・我那覇選手のドーピング問題に思うこと
サッカー元日本代表でJ1川崎のFW我那覇和樹(27)がJリーグから受けたドーピング禁止規定違反の処分取り消しを求めた問題で、スポーツ仲裁裁判所(CAS、本部スイス・ローザンヌ)は27日、我那覇の訴えを全面的に認める裁定を下したそうです(livedoorニュース:[サッカー]我那覇の訴え認める…ドーピング問題でCAS参照)。
今回の問題は、Jリーグがルールを杓子定規に適用しなければ起こらなかった。ただそれだけの問題です。CASの裁定でも、「Jリーグの規定では、すべての違反に制裁を科す義務はなかった」と認定しています。
しかも、当のルールを適用する側であるJリーグ自身が、ルールを理解していませんでした。世界反ドーピング機関(WADA)の07年当時の規定では、「正当な医療行為」ならば静脈注射は許されていたのに、それをJリーグが無視してしまったのです。
「点滴は必要なく、12〜24時間何もしないで待つべきだった」とするJリーグ側の主張は、苦し紛れの言い訳にしか聞こえません。CASの裁定では、「我那覇は下痢、脱水症状で経口摂取が困難であり、他に有効な治療はなかった。」「点滴は医師の判断で行われ、我那覇にはいかなる制裁も科せられるべき事案はなく、違反があったかどうか判断する必要すらない。」としています。要するに、素人(Jリーグ)が専門家(医師)の判断に余計な口出しをするな、ということでしょう。
スポーツの世界では「審判が絶対」と言われていますが、だからといって、無茶苦茶な判定をしても許されるというものではありません。
今回の事件は、世界に比べて、日本のサッカー界のルール運用が遅れていることを露呈してしまった事件と言えます。日本のサッカーが世界に比べて遅れをとっているのは、選手の技術面だけではないんですね。
選手の技術の向上のためには、選手が安心してプレーできる環境・制度の整備が不可欠だと思います。
〔参考ブログ〕
えうりゅあれ日記:涙が止まらない。
コメント
体調が悪くて栄養剤を飲むことと、
ドーピングの違いって、
何なんでしょう。
その辺りの定義の仕方がしっかりしてないから、
どこまで行っても、「ドーピング」にされちゃうんですよね。
どの競技の選手も、医者にかかるときは、
必ず診療内容と診断書をいただいて来ないと、いけませんね。
疑われて、何も得られませんから。
また、「疑わしきは、罰せず」とも言いますから、
あんまり厳密に罰していくと、
日本の才能あるアスリートたちが減少してしまいますよね。
何事もほどほどに、お願いしますよ。
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