「経済ってそういうことだったのか会議
シェア(share) sharesと複数形にして「株」そのものを指すが、買い手がこれと思った企業に"出資(share)"することから来ている。買い手側から見た言葉。「株」といえば、イギリスではこの語がポピュラー。(文庫版P40より引用)
「シェア」がイギリスでポピュラーで、「ストック」がアメリカでポピュラーなのは何か理由があるのか、と疑問に思った。本によると、世界で初めての株式会社は、イギリスやオランダの東インド会社だそうだ。また、アメリカ合衆国の歴史よりも株の歴史の方が長いらしい。これらのことと何か関係あるのだろうか。さっそく、Googleを使って調べることにした。ストック(stock) 「株」を表す一般語のほかに、株券そのものや、資本金の意味もある。株を発行する会社の側から見た言葉。アメリカではこの語がポピュラー。(文庫版P41より引用)
↓ブログランキングに参加中です。クリックお願いしますm(_ _)m


しかしながら、shareがイギリス英語でstockがアメリカ英語であると書かれたページはたくさん見つかるのだが、それらの語源について詳しく説明したページはなかなか見つからない。
そんな中、早稲田大学DCC内の第2回Breakfast Salonというページを発見した。内容は、上村達男早稲田大学法学部教授(2006年10月現在同大学法学部長)による、会社法に関する講演である。上村先生は、平成17年の会社法制定や金融商品取引法制定に携わっておられる人物である。その講演の中で、「シェア」と「ストック」について言及されている箇所があるので、以下に引用する。
この発言によると、「シェア」がアメリカでポピュラーで、「ストック」がイギリスでポピュラーということになる。それでは「経済ってそういうことだったのか会議「株式のこともイギリスは今でもストックです。ロンドン・ストック・エクスチェンジ、トウキョウ・ストック・エクスチェンジ、ニューヨーク・ストック・エクスチェンジ。「ストック・エクスチェンジ」は証券取引所です。「ストック」という言葉は固まりという意味です。固まりの持ち分という意味です。ですから株式は今の正確な言葉で言えばシェアです。シェアというのは細分化された均一の粒がたくさんあるという概念です。つまり、株式はシェアホルダーです。ですからアメリカへ行けばシェアホルダーです。でもイギリスは今でもストックホルダーだし、エクスチェンジ・ストックです。古い言葉ですけれども最新のことをやっています。」(下線は筆者)
疑問に対する答えが見つからない。ネット検索による調査では限界があるので、本や雑誌など別の手段で調べるしかないのか。あるいは、この疑問自体、取るに足らないものなのか。
そんなことを考えつつ、Googleの検索ワードを「株 Stock Share アメリカ イギリス」にしてみると、答えを示してくれるサイトを見つけた。それは、スペースアルク内の日向清人先生のビジネス英語講座***ビジネス英語通になるための25話***第5話である。その内容の一部を以下に引用する。
結論は、「シェア」がイギリスでポピュラーで、「ストック」がアメリカでポピュラーというわけではない、ということである。ところで株式と債券は英語でどう言うのでしょう。例によって手元の大型和英辞典を引いてみますと、株式はアメリカでは stock、イギリスでは share(中略)だそうです。
株式がアメリカでは stock で、イギリスでは share かと言うと、そうは言えず、実際はいずれの国でも同じように使われています。例えばイギリスなら株式は share と言っても、それが取引されるロンドンの証券取引所は London Stock Exchange です。また、証券会社を指す stockbroker はイギリスでも同じです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
[追伸]
私は、上記の上村先生の講演内容を読んで、会社法に対する理解を深めることができました。一読の価値はあると思います。
[追伸その2]
日向先生のブログビジネス英語雑記帳(別宅)内の記事「Shareholderはイギリス英語で、アメリカだとstockholderなのか」でも、stockとshareの違いについて言及されています。
↓ブログランキングに参加中です。クリックお願いしますm(_ _)m





